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佩魯魯.支線故事-第12章



数刻後、遠巻きに見守るエル・スカーロの兵士たちに囲まれる形で、ペルルは手に馴染んできた大きなハンマーを手に、怪物と対峙していた。
「ペルル殿ぉっ、どう援護すればよろしいか⁉」
後ろからの兵士の声に、
「援護攻撃されると、あたいがよけらんないから今はいいわ。あたいが倒れたら総攻撃して!」
と言って怪物を見る。コリンという小型の怪物だが、全身に細かい青黒い結晶や赤黒い結晶がびっしりと鱗状に張り付いている。極悪そうに変形した外見はコリンモンスターと言うべきか。
「あの結晶って…あたいたちが砕いてここいらに捨てたやつ?何、また動き出したって事ぉ⁉」
ペルルの驚きの叫びを聞きつけたように、コリンモンスターは小さい結晶を身体の周りに浮遊させたかと思うと、一本の鋭いやり状に変化させ、ペルルに投げつけてきた、
「上等じゃん‼でりゃぁああっ!」
それをペルルはハンマーで弾き、回転して空を舞っているのを上からの一撃で地面に叩き伏せ、粉々に砕き、全速力で走り出す。
「今度はこっちの番だわよーっ!」
接近して、ハンマーでコリンモンスターの身体に付いた結晶を叩き落とすそうとするが、モンスターは結晶の渦を作り出して、ペルルを宙に巻き上げる。
「ふぎゃぁぁああっ!あたっ、あたっ、あたたたたっ‼」
渦の中を飛び回る結晶が、散弾のようにペルルを襲う。宙高く巻き上げられた状態で、結晶に傷つけられながらもがくペルルを見て、
「ペルル殿⁉おのれぇぇええっ‼」
見かねた兵士の一人がコリンモンスターの頭部へ石を投げつける。石はモンスターの後頭部に当たり、かなりの衝撃を与えた。突然、渦が消える。
「へ?にゃあぁあぁあぁあっ‼」
自分を宙に持ち上げていた渦がなくなり、ペルルはそのまま地面へと落下する…と思いきや、空中で泳ぐようなポーズをとって姿勢を整え、くるくる旋回しながらコリンモンスターの真上へ到達した途端、ハンマーを振り上げた姿勢でまっすぐ落下してきた!
「どりゃぁぁぁああああっ‼」
着地するよりも先にハンマーをコリンモンスター目がけて振り下ろす。次の瞬間、すさまじい音と共に結晶が四方へ飛び散った。周りにいた兵士たちは思わず手で顔をかばう。

 やがて結晶の欠片の飛散が収まり、モンスターのいた方を見た兵士たちの視界に飛び込んできたものは、目を回して倒れているコリンと、壊れてしまったハンマーの残骸が付いた柄を手に、荒い息をしながら立ち尽くしているペルルの姿だった。やがてコリンが目を覚まし、辺りを見回してピョコピョコと逃げてゆくのを見て兵士たちの歓声が上がる中、ペルルは、
「あ~あ、もらったハンマー、壊れちゃったかぁ…」
とつぶやきを漏らし、安堵と疲れでその場にしりもちをついた…

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