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佩魯魯.支線故事-第13章



兵士の肩に乗せてもらい王宮に戻ったペルルは、エルバーノ王の前にいた。コリンモンスターとの戦いを見守っていた兵士たちが彼女の後ろで見つめている。

 王は満足そうにペルルを見つめ、
「この度の、そなたの一連の活躍は目を見張るものがあった。冒険者と離れても、そなたは高く評価されるべきひとかどの人物と言えよう…どうだ?これからは不可思議問題の参謀としてこのエル・スカーロに留まって欲しいと思うのだが…」
ペルルを称え、名誉ある任務を依頼する王の言葉に、兵士たちから歓声が上がる。しかしペルルは首を左右に振り、
「王様の気持ちはありがたいんだけど、やっぱ、あたい商人で、参謀とかそういうの性に合わないから…」
エルバーノ王は一瞬、当惑の表情を浮かべながらも、すぐ威厳ある態度で、
「では、これからどうするつもりだ?」
「リャノ婆…あたいの婆ちゃんが待ってるキャラバンに帰る。で、一から商売の勉強をやり直そうかなって…」
にっこり笑うペルルに、
「そなたが決めた事であるゆえ、私が口を差し挟む余地はなさそうだな…そなたの今までの冒険の経験も惜しむべき知識なのだが…致し方あるまい…」 王の言葉には残念さがにじんでいる。兵士たちも下を向き、無言が場の空気を湿らせる…

 そんな湿度を晴らすかのように、ペルルが口火を切った。
「王様、あと一つ、あたいのわがままを聞いてくれない?」
エルバーノ王は改めてペルルを見る。
「わがまま?構わん、言ってみるがよかろう。」
「キャラバンに帰る前に、もう一度カレ・モルトに行ってみたいんだ。冒険者にはいろいろひどい目にあわされたり、大損させられたりしたけど、こうやって王様に認められるほど、すごい経験をあたいにくれた…だから、最後にお別れじゃなくて、お礼を言いたいと思って…どうかな?」
おずおずと話すペルルに、優しく微笑みかけ、
「構わんぞ、行って来るがいい。ただ、カレモルトはまだ安全とは言い難い。誰か二名、ペルルの護衛についてくれ。」
兵士たちに呼びかける。間を置かず、二人の兵士が前に出て、
「我々がペルル殿の護衛に付かせて頂きます!」
ペルルの両側に立った。ペルルもうれしそうに兵士たちを見上げながら、
「よろしく…それじゃ、今から行って来るね!」
エルバーノ王に手を振り、王宮を出てゆく。その後ろ姿は、数日前の冒険者を失って途方にくれた姿ではなく、冒険者がいなくても自分で行動できる強さを手に入れた、自信に満ちた姿だ。エルバーノ王は陽光の中へ消えてゆくその後ろ姿を頼もしく見つめていた…


【完】

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